カメラを買う前に

はじめに
こんにちは。しょげまるです。
今回はカメラを買う前にこの本とかYouTube見ておけばよかったなぁ、と言うものを紹介しようと思います。
自分は2024年の5月からミラーレスのカメラを購入して今に至るまで写真撮影を続けています。
まだひよっこもひよっこです🐣
そこまで歴が浅いからこそ、伝えられることもあるかな〜とぼんやりと思い記事を書いてます。
数十万の買い物をする前に、1冊本を読むだけで写真・カメラに対する考え方は変わりそうだなと。
少なくとも自分はカメラ買う前に知りたかったもの達です。
うまい写真がいい写真とは限らない
カメラを買った当初はプロの写真の撮り方!みたいな本や動画をひたすらに見まくってました。
確かに上達はしたものの、やっぱりプロには敵わないと感じてしまったのか、1ヶ月弱写真から離れる時期が自分にはありました。
でも上手に撮ることが大事なのかな、なんて悩んでいた時に行き着いた写真家さんが「ワタナベアニさん」と「幡野広志さん」です。
ワタナベアニさん・幡野広志さん
技術云々を語る前にもっと大事な事がある。そんなことを教えてくれたのが下の2冊です。
カメラ買う前にどっちかの本は是非読んで欲しい。
どちらの方も写真に対する哲学が似ているため内容は似ています。
特にワタナベアニさんの本の中の言葉が好きなのでちょっとだけ引用します
「たとえばカズトが彼女とふたりで熱海かどこかの旅館に行ったら花火大会があって、部屋から見る花火が残念なことに米粒みたいだったとする」
「全然カッコいい話じゃなくなった」
「そこで写っているべき写真とは何か。花火を超望遠ズームレンズで大きく写したとしても、『あのとき部屋から見た花火は米粒みたいだったよね』というふたりの記憶を捨ててしまうことにはならないか」
自分が見た景色をそのまま写すことにより、振り返った時に自分がその時に感じた感情を思い返す事ができるな、とこの文を読んで感じました。
写真は時間が経ってから振り返って見るもの。
その時に、自分が見た風景が写っていなかったら「これどこの写真だっけ?なんで撮ったんだっけ?」となりかねません。(少なくとも自分はなった)
高いカメラを買ったから良い写真が撮れるわけじゃない。
そもそも何を撮りたくてカメラを買うんだっけ?という所に対しての考え方をこの2冊の本が教えてくれました。
本を読むのはめんどいぜ。。と言う方向け
ワタナベアニさん、幡野さんの対談動画がYouTubeにあるのでこちらから見てみてもいいかもしれません。お二方結構癖が強い方なので自分は大好きです。
30分は長いぜ。。と言う方はYouTubeの他にもお二方ともNoteを書いていますので、こちらも面白いので是非。
ワタナベアニさんのNote
https://note.com/aniwatanabe
幡野さんのNote
https://note.com/hatanohiroshi
書籍や動画を見た上でカメラとレンズを選ぶ
書籍や動画を見て、写真ってこう事を大事にした方がいいんだな、というのを知った上でカメラを選択して頂きたいですね。
知っているだけで、「あぁ、写真って楽しいんだな」という気持ちで写真が撮れるようになる気がします。
カメラを買った後の方向けに
いやいや、もうカメラ買っちってるよ、という方もいると思うので自分が意識している事も少し共有してみようと思います。
うまい写真を目指すと疲れる
これは自分が陥っていた問題に関してです。
写真を撮り始めて、いろんな人が投稿する写真に目を向けるようになりました。
SNSもそうですし、フォトコンテストの入賞者の写真とか見たり。
自分も入賞してみたいな、なんて思っていたこともあります。
ただ、そればっかりになると
「あの人はあんなにいいねもらってるし、同じ年の子はフォトコン入賞してる…自分は下手くそだしいいねも全然。。マジムリ。カメラウッチャオ。」
となるのがオチだと思います。
であればうまい写真を目指すんじゃなくて、幡野さんも仰ってましたが、見た景色を残す、というのを大事にしておけば、カメラを手に持たなくなる可能性も低くなるのかな、と思います。
そうすると、写真を通して自分が普段どんなものを見ているのか、またどんなものが好きなのか、が可視化されていきます。
写真に留まらない自己発見があったりするものです。
そこも含めて写真は楽しいですね。
今は写真を見返した時に、「あ〜ここ行ったよね、楽しかったなぁ」とか「ああ、あの時こう感じてたな」というのが鮮明に思い出せる写真を目指したいな、と思ってたりします。
あー、でももうちょっと上手に撮れるようになりたいな。
と言いつつ、こう考えるようになる事もあるな、とは思いました。
どうやったらもっと印象的に撮れるかな、とか可愛く撮れるかな、とか。
そうなったらそうなった時に調べる、というのが良いのかなと思っています。
ISOって何?とかシャッタースピード?F値?RAW現像?とかを調べていく。
風景・動物写真家の井上浩輝さんのYouTubeが非常にわかりやすい
その中でも、非常にわかりやすくクオリティの高い説明をして下さっているのが風景・動物写真家の井上浩輝さん。動画の雰囲気がもの凄く好きです。
自分はカメラを始めた時、最初に出会ったのが井上宏輝さんでした。
この方のYouTube動画のおかげでカメラの設定で迷うことは減りました。
(一度対面でお話しもしましたが、凄く素敵な方でした)
また、井上宏輝さんは「写真はどう写ったかが大事」とおっしゃっています。この考え方も大好きです。
技術を使うために写真を撮るぞ!と陥らないためにも
写真に限りませんが、技術を知っておく、ということ自体は良いこと。
ただ、学んでいる最中に「この技術を使うために写真撮るぞ!」みたいになりかねない。
技術は目的があってこそ。技術は目的じゃない。
だから最初に写真に対する心構え的なものを知って、それを忘れないよう注意しながら技術を学ぶ。
これがいいのかなと思ってます。
自分は順序が逆だったので、写真を初めて1-2ヶ月の時はこれに陥ってしまいました。
それに陥ると、先ほどお話しした通りなかなか上達しない、、となりカメラを触らなくなる。
事実自分は上手な写真が撮れず、1ヶ月弱写真を撮らなくなっちゃいましたし。
なので、写真に対する心構え。その上で技術。
これは写真歴が浅い自分だとしても、お伝えしたいです。
おわりに
カメラを買って綺麗な写真を撮ってみたい!と言う人は多いと思います。
と言っている自分もそうだったわけで。
ただ、プロ並みのカメラを買っても、カメラで写真を撮る経験は0なわけです。カメラ本体と自分本体の性能ギャップがすげぇ。
そうなった時の心構えとかはやっぱり経験者に教えてもらうのが良いですね。
得に写真を極めているような人から。
まだ自分は写真を始めて1年目の人間ではありますが、写真は凄く奥が深いな、と感じます。
まだまだぴよぴよですが、これからの写真人生を楽しんでいきたいですね。